パニラ or パーニラ
26歳。
身長は、177㎝
青い人。猪突猛進。
現在、婚活中。イイ男求めて、スカイリム中を旅しています。
モデルは、特に無し。
インスピレーション: 赤、青、歌姫、狂気、両手斧。
ブルーパレス、上級王お抱えの吟遊詩人。 演奏時間1日がかりの歌曲を休み無く歌った事から宮廷へ出仕。
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元は、美しい燃えるような赤い髪でした。
ある日、ソリチュードへ遊びにきていた錬金術が得意な少女と仲良くなります。
話をするうち、一人で旅をしていると言います。
『それなら、自分の家に泊まるといい。子供が一人で場末の宿に泊まるなんて危険極まり無い』
少女は喜んで、パニラについていきます。
街中をパニラと一緒に歩いていると、すれ違う者は皆、パニラの髪を見、男性は好奇の視線、邪な視線をよこし、女性は、その炎の中に星々を散りばめたかのような髪をうらやましげに、羨望の眼差しで見つめていきます。
少女は思いました。
すごい人だなあ。家に泊めてくれるお礼に、この髪をもっと美しくしてあげよう。
家につくと、二人は楽しげに団欒します。パニラは無邪気にはしゃぐ少女を見て気を良くし、腕によりをかけた食事を用意します。少女は豪勢な料理に舌鼓を打ち、誉めそやします。
さらに気を良くしたパニラは食後、王宮御用達の歌人としての歌声を披露します。
その歌声は、近隣に配慮して小さくか細いモノでしたが、とてもよく通り、森の中の遠くから聞こえる小川のさらさら流れるせせらぎのようでした。
少女は感動しました。
そして、与えられた部屋で寝る間も惜しんでパニラの為に髪がもっと美しくなる薬を作成します。
深夜、しんと静まり返った屋敷内。パニラは気分良く飲酒できたのでぐっすり眠っていました。
少女は、パニラの寝室に忍び込み、その髪に、紅く煌くその髪に、薬を振り撒きました・・・
翌朝、眠りから目覚めたパニラは鏡を見ます。
鏡に映ったのは、青い髪をした自身でした。
まだ夢の中かと思い、パニラはしばらく鏡を見つめます。
・・・夢ではありませんでした。
ソリチュードの郊外、東帝都社にまで恐ろしい叫び声が聞こえたそうです。
ひとしきり叫んだ彼女は、なぜこうなったのか全くわかりませんでした。
ふと、床に無造作に視線を寄越すと、そこには怪しげな小瓶が落ちていました。錬金術師が使う物に似ています。
パニラは、少女の部屋へ向かいます。
そこには、置き手紙と現金による寸志と床に落ちていた小瓶と同じ物が机の上に置いてありました。
置き手紙には、こう記されていました。
『ぱにらさん、泊めてくれてありがとう。
少しだけですが、お礼を置いておきます。
その小瓶は、あなたのとてもきれいな髪がもっとさらさらきらきらになる薬です。
私が作りました。
効果はとても長く続くと思いますが、切れてきたらコレを使ってください。
急ぐ旅じゃないんですが、色んな所に行きたいので、旅立ちます。
また、いつかソリチュードにきます。その時は私がご飯作ったり歌ったりしますね。
では、本当にありがとうございました』
パニラは、その手紙の半ばまで読んだところで気を失いました。
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染料が特殊だった為、その髪は治らず、三日三晩泣き叫んだ彼女の声はガテラルボイスしか出なくなりました。
ソリチュードを出奔し、同胞団の一員になった彼女は復讐の為、戦闘の技術を磨きます。
5年前のあの日の少女は、強大な魔術師になっていると聞いていたからです。
T3(怪力:自分の体重の3倍までのモノなら軽々振れる)
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